ローサは密告された

映画「ローサは密告された」を劇場観賞。
2016年フィリピン映画、原題:MA'ROSA、監督:ブリランテ・メンドーサ、出演:ジャクリン・ホセ、フリオ・ディアス、フェリックス・ロコ、アンディ・アイゲンマン、ジョマリ・アンヘレス

ローサはマニラのスラム街で家族と共にサリサリストア(フィリピンの小規模な雑貨屋)を営んでいる。隠れた副業として少量の覚せい剤も扱っている。ある日、ローサの店に警察の手入れが入り、ローサと夫のネストールが逮捕される。警察署の別棟に連れて行かれた二人は、刑務所に入りたくなければ20万ペソを支払うように迫られる。20万ペソを払えない彼らは、仕入れ先を密告するように言われる。


ネタバレあり

仕入れ先の売人ジョマールをローサの協力によって警察は逮捕する。そしてジョマールにも20万ペソを要求する。ジョマールが15万ペソしか用意できず、警察は残りの5万ペソをローサに要求する。ローサの子供たちが、知りあい、親戚、愛人など様々な所からお金をかき集める。しかしそれでも4000ペソ足りない。ローサはお金を集めるため娘の携帯を持って街に出て行く。

普通の庶民であるローサが麻薬の売人をしている。本人はちょっとした副業感覚なのだ。あくまで家族を養うための手段でしかないのだ。それがフィリピンの現実なのだ。
警察も腐っている。逮捕して送検するのではなく、賄賂を払えば見逃してやるという態度だ。それも組織ぐるみだ。権力を与えられた者が不正を働く。世の中で一番許せないことだろう。
この映画では、麻薬を売っていたローサを非難しているわけでない。不正を働く警察を非難しているわけでもない。ただ、そういう現実があるという表現の仕方をしている。それが一層抜け出せない現実を表している。
この映画の予告ではドゥテルテ大統領の政権下の出来事のように宣伝されているが、実際にはそれ以前に制作されたものらしい。では、現政権下ではどのように変わっているのだろうか?そこにも興味がある。

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