東野圭吾「真夏の方程式」

東野圭吾の「真夏の方程式」を読了。
ガリレオシリーズの「聖女の救済」に次ぐ6冊目で映画化もされている作品。

夏休み、小学生の江崎恭平は叔父の営む玻璃ヶ浦(はりがうら)の旅館緑岩荘(ろくがんそう)に向かっていた。電車の車中で、同じく玻璃ヶ浦に向かっていた湯川学と相席になり、言葉を交わし、叔父の旅館を紹介する。緑岩荘の一人娘、川畑成実は、環境保護活動を行なっており、海底資源開発の公聴会に出席する。湯川もその公聴会に科学者として招かれていた。成実が公聴会が終わり家に戻ると、塚原という名の一人の客がやって来る。その客は公聴会でもみかけた人物だった。湯川も緑岩荘に宿を取ることにする。湯川は夕食後、旅館の女将節子に案内され、近所の居酒屋に入る。成実も環境保護の仲間たちと共にその居酒屋に姿を見せる。成実の仲間の沢村は節子を車で緑岩荘まで送っていく。その頃恭平は叔父の重治と共に庭で花火をしていた。沢村が居酒屋に戻ってきて塚原の行方が分からないと成実に告げる。
翌朝、緑岩荘に警察が現れ、塚原が海岸で死体で発見されたと告げる。物音で目覚めた恭平は、朝食を食べている湯川の所に行き、死体が発見されたことを知る。


ネタバレあり

子供嫌いの湯川がなぜか恭平と仲よくなる。もし草薙が見たら驚いて、開いた口が閉まらなくなってしまったかもしれない。
これは親が子供を守る話である。昔の事件では実の親が子供を守り、現在の事件では育ての親が子供を守る。守られたのは成実だ。そしてそのために現在の事件では幼い恭平が知らずに殺人の片棒を担がされてしまう。湯川は真実を解明するが、それを明らかにすると、成実の実父が子供を庇ったことが無駄になってしまい、更に恭平の罪を問わなければいけなくなってしまう。そこで湯川は成実に背負わせる。恭平が真実に気付いた時に全てを話すようにと。成実に十字架を背負わせたわけだ。
切なくなる話だ。


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