虐殺器官

伊藤計劃の「虐殺器官」を読了。
9.11以降、アメリカでは徹底的な管理社会となりテロの脅威は減少したが、アフリカなど後進国では内戦や虐殺が増加していた。その裏には謎の男ジョン・ポールの存在があった。


<引用>「仕事だから。十九世紀の夜明けからこのかた、仕事だから仕方がないという言葉が虫も殺さぬ凡庸な人間たちから、どれだけの残虐さを引き出すことに成功したか、きみは知っているのかね。(中略)すべての仕事は、人間の良心を麻痺させるために存在するんだよ。資本主義を生み出したのは、仕事に打ちこみ貯蓄を良しとするプロテスタンティズムだ。つまり、仕事とは宗教なのだよ。信仰の度合いにおいて、そこに明確な違いはない。」<引用ここまで>
自分の嫌いな言葉の一つが「仕事だから仕方がない」だ。その昔前田日明が「猪木なら何をしても許されるのか?」というセリフをはいたが、「仕事なら何をしても許されるのか?」と問いたい。首相でも公務員でも社長でも社員でもホストでもホステスでも、仕事という言葉を錦の御旗のように掲げる人間は信頼できない。仕事が法律や道徳や倫理よりも優先すると思っている輩が多すぎる。首相の場合は仕事よりも友人の方が大事なのかもしれないが(笑)。仕事だから仕方がないのではなく、その仕事そのものが間違っていないのか、立ち止まって考えてみることが必要な気がする。

<引用>勝手気ままにジャングルのなかを進んでいくことは、一見自由に思えるが、そこには死という残酷な不自由が待っている。人間の自由とは、危険を回避する能力のことでもある。さまざまなリスクを考慮して、自分にとって最適なものを「選ぶ」能力が「自由」なのだ。<引用ここまで>
戦争は嫌だ。殺し殺される状況が嫌だ。もっと嫌なのが戦時下という名目で自由が奪われることだ。自由を奪われないためにはどうすべきか?とりあえずできることは、戦争ができる国にしようとする政治家に投票しないことだろう。



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