舞台

西加奈子の舞台を読了。

葉太は初めての一人旅でニューヨークに降り立つ。そこでバッグを盗まれ、右往左往する様を描いている。

葉太は格好ばかりつけている父親をしゃらくさいと思っているが、他人の視線を気にしてばかりいる葉太も全く同様である。その葉太の心理が事細かく描写されていて、同意できる部分もあるが、やはりここまで来るとちょっと異常に感じられる。葉太をしゃらくさいと思う読者と、父親をしゃらくさいと思う葉太が三面鏡の合わせ鏡状態に思えてくる構造になっている。葉太的要素は誰でも持っているのではないだろうか?多かれ少なかれ。

というわけでこれは自分を見つめ直させられる小説である。



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